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兎追ひし かの山
小鮒釣りし かの川
夢は今も めぐりて
忘れがたき 故郷

如何にいます 父母
恙なしや 友がき
雨に風に つけても
思ひ出づる 故郷

志を はたして
いつの日にか 帰らん
山は青き 故郷
水は清き 故郷

誰もが一度は歌ったであろう童謡「ふるさと」です。この歌を聞くと、きっとそれぞれの故郷の光景や家族に思いをめぐらせ共感できるからこそ、時代を超え、今なお歌われ続けているのでしょう。

私は、毎年帰省ラッシュのニュースをTVで見ると、何とも言えない感情に襲われます。それは私の心にはポッカリと穴が空いていることを直視せざるを得ないものです。父親の仕事の関係で、引っ越しばかりしていたので、私には「ふるさと」と言える場所がないのです。

「ご出身はどちらですか?」とか「実家はどちらですか?」という良くある質問ですが、私にとっては返答に窮する非常に難しい質問です。出生地ということであれば大阪府豊中市になるのですが、出身地となると・・・どこと答えれば良いのかわかりません。実家にいたっては、父母の住所も電話番号も知りません。息災か否かすら不明です。

この歌の情感、この歌の景色が私にはイメージできないのです。故郷が無いということは、身軽で良い反面、拠り所がない、糸の切れた凧のような気持ちにもなります。嬉々として帰省する実家のこと、故郷のことを語る同僚がとても羨ましく感じます。

だから、私のSomeday/Maybeリストに【「ふるさと」を見つけ出す】という項目があったのですが、今日、家内とこの項目について話していたら、
『いつか二人でキャンピングカーに乗って、日本中を回り、私たちにとっての「ふるさと」を見つけよう!』
と私の心の穴を塞ぐ方法はとても楽し気な計画に姿を変えて、何だかラクになりました。

故郷のある方も、故郷の無い方も、来年がより良い年になりますように!!
来年も宜しくお願いいたしますm(_ _)m

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