E計画遂に発動!アイコトバは「We Love Evernote!」

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本日、Lifehacking.jp@mehoriさん、シゴタノ!@shigotanoさん、ライフハック心理学@nokibaさんという超豪華執筆陣による、『EVERNOTEハンドブック』が遂に発売になりました!

といってもこの本を入手する為に、本屋に行く必要はありません。何故ならこの本はe-Bookであり、Evernoteハンドブックホームページからダウンロード購入するだけでよいからです。そしてここ以外では販売されていません。Amazonだろうと、ジュンク堂だろうと、LIBROだろうと、どこにも陳列されていない本です。これは日本初の試みでしょう。

著者のお三方は累計で30冊近くの本を出版しているプロフェッショナルです。その3名が、出版社及び取次を通さず電子書籍として出版したことのインパクトは計り知れないと私は考えています。しかもこの本は、今後もEvernoteの進化とともに内容がアップデートされ、きめ細かい改訂が約束されています。まさに日本の出版業界に激震を呼ぶであろう記念すべき本であり、その本が出版された、本日3月2日はe-Book元年と思われる今年の中でも特別に記念すべき日だと思います。

では、この本の内容はどうなのか?まず、最初に驚いたことは、「Evernote関連書籍がアメリカでは皆無」であるというEvernoteCEO Phil Libin氏が冒頭の特別寄稿の中で述べていることでした。つまり、この本は、現時点で世界で唯一のEvernote関連書籍でもあるわけです!

そんな特別な一冊を一読した感想は「We Love Evernote!」という熱い想いがヒシヒシと伝わってくる、濃い内容だということ。Evernoteを愛してやまない3人だからこそ、Evernoteをまだそれほど使っていない人、使っているけど使い込んでいるとまではいえない人へ向けて、Chapter1~3を割いて実に丁寧に解説してくれています。さらに(私は知らなかった・・・)様々なTipsも満載ですから、入門者から上級者まで幅広く"楽しく"そして読み進めるごとに"Evernoteが使いたくなる"こと請け合いの一冊だと思います。

クライマックスは、Chapter4!コレは本当にスゴイ!!執筆陣による事例がとにかく熱い!「Evernoteが秘書になる」「ネタ帳として使う」「読書ノートにもなる」「43フォルダーズにもできちゃう」「GTDにも使える!」「人脈データベース」etc...こんな風にもあんな風にもとドンドン具体的なユースケースが惜しげもなく披露されています。

Evernoteはとにかく自由度の高いツールです。その自由度の高さ故、使い方に「正解」がないツールとも言えます。これを敷居が高いと捉えるか、楽しいジャン!と捉えるか、Evernote使いになるか否かの分水嶺はココだと私は思っています。「とにかく使って欲しい!」きっとその一念で、著者お三方はできる限り具体的な事例を盛り込み、読者に使い方のヒントを与えると共に、「ああ、こうも使えるんだ」「こういう使い方もアリなんだ」と気づいてもらえるように丁寧に、丁寧に書いてくれています。本当に「読者目線、ユーザー目線」で執筆されたことがヒシヒシと伝わってきます。

実はこの本が執筆されていることは、去年から断片を伺っておりました。3人の個性を一冊にまとめるという作業、多忙な中執筆された労力、そこらで売っている本よりよっぽど綺麗で丁寧で、読みやすい様々な工夫を凝らされたレイアウト編集作業、ホームページの立ち上げ、課金システムの登録等など、通常だったら出版社とかに任せられる作業まで、全てお三方がなされたわけですから、本当に大変な作業であったであろうと思います。しかしその苦労を負ったとしても出版したいんだ!という熱意には本当に頭が下がります。この執筆から発売までの一連の作業のノウハウは今後、電子出版を考えている人に取っては、ものスゴイ価値があることでしょう。その成果が、あ~た!980円で読めるんですよ!!これは本当に太っ腹!感謝です。ありがとうございます。

今後、進化する本のひとつのコンテンツとして、ユーザーからの事例紹介なんてコーナーができたりすると面白いなと個人的には思いました。私の使い方としては・・・「お薬手帳はもう要らない」とか先般書いた「アイデアプロセッサとしての使い方」とか、現在進行中の自分プロジェクト「Everything I Have(持ち物を全部写真にとって記録する)」がパッと思いつく、少々変わった使い方かもしれません。

Evernoteは「第2の脳」と良く表現されますが、私は本書を読み終わって少し違う捉え方をしました。Evernoteは「人生の足跡」。そう思いました。迷う前にEvernoteに入れておく。たったこれだけで、人生の記録が確実に記録され保存されていくわけですから。それは自らの足跡に違いないだろうと思います。

ちなみに、満員電車の中、iPhoneで電子書籍を読むのは楽しくて朝電車を乗り過ごし、挙句の果てに酔いました(--;; やっぱり電子書籍もそこそこ快適な環境がないと辛いのは変わりないのかもしれませんね。iPadが出たらこの問題も解決されたりしないかなぁ(笑)

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