TOOL-HUNTER (一時)休止宣言!

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昨日、ごそごそと本棚の整理をしていました。漸くヤフオクで裁断機を落札しまして、到着したらぶった切る本をピックアップしていたのですが、自分の本棚を見るとヘンな傾向が見えました。月初ということもあり、自分自身の戒めとして書きます。

私の本棚には、やたらと手帳と時間管理、整理整頓に関する書籍がありました。本棚にある本にはその本の感想やピンときたページ数などをメモした紙を、必ず挟むようにしてあるので、そのメモを見返してみると、「システム手帳一冊あれば仕事が完遂できる」だとか「綴じ手帳の利便性」だとか、「ノートの取り方は見やすく、検索しやすく、ひと手間かける」だとか、「MindMap用にカラーペンを用意」だとか・・・まぁ全くもって節操がありません。

流行り物好きという性格も大きく影響しているのでしょうが、システム手帳が流行れば手を出し(Filofaxのバイブルサイズが手元にあります。これは5年使いました)、ノートは1冊にまとめろといわれればノートを買い、3冊使ったほうがよいといわれれば3冊揃え、ロディアが良いと聞けば入手し、MindMap用にカラーペンを揃え、Googleカレンダーが便利と聞けば使い、iPhoneでもこのアプリが良いと聞けばダウンロード…我ながら何という節操の無さ…orz。これは完全にTOOL-HUNTERです。

昨年末からこの無節操ぶりは、大分なりを潜めていますので、Moleskin+iPhone(RTM)+5x3カード+iPhoneという現時点のゴールデンカルテットで2010年は2ヶ月間、何とかなっています。しかし…GoogleReaderには手帳術や時間管理術、仕事術を扱うブログのRSS登録件数は増えていく一方ですし、本屋を見ていてもその手の本は買わないまでも、触手が伸びがちです。

手帳にこだわりを持つなとは言いませんし、ツールにこだわるなとも言いません。しかし「ツール収集」や「そのツールを使うカッコイイ(であろう)自分の姿」が目的になってしまうのは問題だと思ったのです。

あくまでも「主人は自分自身」であって、手帳やガジェット、ノートは「従者」だという主従関係は再認識しておいた方が良いのかもしれません。従者に主人が振り回されるという本末転倒なことは避けたいと思います。

とかく激流のように過ぎ去る時間の中で、仕事やプライベートのイザコザに巻き込まれると、新しいツールで一気に解決を図りたくなる気持ちもわかります。生産性や創造性を上げよう、仕事のやり方を見直そうという話題も非常に多く、ビジネス環境もめまぐるしく変わり続けますから、貪欲に新しいツールを取り入れるべきだという論も十分承知しているつもりです。

しかし、それでも新しいツールを取り入れる際には、「自分という確固たる軸」をもって、そのツールは本当に自分に寄与するのか、どの時間を活性化してくれるのか、どの負担を軽減してくれるのかをしっかり吟味する姿勢が必要でしょうし、そうした考えの末にツールを使ってはじめて、ツールは従者として主人を助けてくれる存在となり、主人も従者への愛情が沸くものだと私は思います。MoleskinもEvernoteもDropboxもRTMも5x3カードもiPhoneも吟味した末手に入れたものなので、今では無くてはならないくらい頼りになる従者というよりもパートナーと呼べる存在です。

「できるだけ身軽に簡素に生きたい」最近強くそう思うので、今までのような気の向くままに触手を伸ばす、無節操なツールハントは一時休止にしようと思います。再開は明日かもしれませんが(笑)

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