反逆児の仕事術002-ルールは常に都合良く解釈する

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人間の脳が一番良く活動してくれる時間帯は午前中であるということは脳科学を扱ったどの本にも書かれていますし、知の巨人、外山滋比古氏に至っては、著書『思考の整理学』の中でこう述べられています。
 

朝の仕事が自然なのである。朝食前の仕事こそ、本道を行くもので、夜、灯をつけてする仕事は自然に逆らっているのだ。

そう、朝仕事をするのは「本道」なのです。朝の脳は能率的、午後になると覿面に能率は落ちる。そうであれば朝仕事をするのが一番理に適ったワークスタイルだということになります。何しろ「本道」ですしね。

そこで・・・当社の始業は9時ですが、私はここ1ヶ月、7時には到着し、7時5分には仕事を開始しています。もちろん私が一番早いので、オフィスには誰もいません。電話も鳴りません。つまり昨日書いた「職場騒音」に悩まされることも無く、誰にも邪魔されることもないゴールデンタイムなのです。
この7時~9時でその日の6割方の仕事は片付けられます。片付けられずとも目処は立てられます。何しろ邪魔されないので存分に脳に汗をかくような仕事に取り組めます。

そして9時~12時は目処が付いた仕事を形にする時間。午後は明日の仕込みをする時間。そして定時で帰る。こうすると、脳の働きからして非常に理に適った時間割ができます。

しかし・・・朝7時に出社しているというのは、2時間余分に仕事をしている、つまり2時間残業していることと同義です。これは由々しきことです。反逆児たるもの何とかせねばなりません。会社が決めている就業時間というものが脳の働きにあっていないにも関わらず、自主的に脳の働きにあった就業時間を実行してみたら、2時間"も"多く会社に時間を取られているというのは承伏しかねるところです。


ということで、朝7時から仕事を開始したら、定時の2時間前には「帰りマース!」と言って自宅に帰ってこれるように持って行くのが反逆児の理想とする時間術です。当社だと17:30が定時ですから、15:30には「おつかれっしたー」と会社を出ることができれば理想です。1日の業務時間9時~17:30と同じだけの時間を会社で過ごしているんだから問題ないだろうに、と思うのですが、未だこれは実現できずにいます。何故か定時までは自席にいろと言われるのです。

しかしこちらは反逆児。間違っても「ハイそうですか」とは答えてはいけません。抜け道探しを始めましょう。「定時までは自席にいろ」というのであれば、良いでしょう自席にはいましょう。しかし15:30以降は仕事以外のことをするというのはどうでしょう?つまりこういう屁理屈です。「ええ、言われたとおり、自席にはいますよ、ただやっている事は仕事じゃないことですけどね。何か文句が?」ってなもんです。

この発想の転換により、私は15:30以降定時までは、自席にはいるけど、仕事ではないことをしています。ブログの草稿を書いたり、RSSの未読フィードを読んでみたり、Evernoteのタグ付けを変更してみたり、iPhoneの新しいAPPを試してみたり、Twitterを見てみたり、Someday/Maybeリストを更新してみたり、全くもって仕事とは関係のないことをしてます。これなら自席にいるというルールを遵守しながら、その実仕事をしないことで、まぁ半分は帰ったも同然ということができます。勿論会社に拘束される時間は就業規則通りの時間を差し出していますし、前業した分は夕刻から仕事をしないことにより相殺しているので、就業時間内で全ての仕事を終わらせていることになるわけです。

反逆児たるもの、ルールを自分の味方に付ける手段と方法を常に模索し続けましょう。ルールとは都合良く解釈しようと思えば幾らでもできるものです。高い生産性を保ちつつ、シラっと「お先!」とやるのが反逆児の粋の見せ所でしょう。


ちなみに・・・これも会社で書いて会社からUPしています(^^)/

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