今日は本当に寒かったし、天気も思わしくなかったので、ほぼ一日中家で愛犬と遊んでたり、時折本を読んでみたり、基本的にダラダラ過ごしていました。先日書いた「忙しい」という事について、家内と色々話しをしていたら、家内がビックリする指摘を山ほどしてくれました。これはひょっとしたら凄い深いテーマなのかもしれないと感じました。
何にそんなにビックリしたのか。今回はそれらの一部を紹介します。
「忙しいってことだと、あなたが病気になった時にすごく良く考えた。病気になってくれて良かったとも思ったよ。超仕事人間だったじゃない?若いからできたんだろうけど(笑)家でケータイでお客さんと話してたり、徹夜仕事もしょっちゅうだったし、休みなんてホント無かったし、話しの中身はいっつも仕事のことばかりだったし、いつもイライラして攻撃的だったからね。休憩になんだろうなぁと思ったよ。その分、あたしは大変だったけどね(笑)」
「あなたはフォトリーディングの講座に行って、一時期気が狂ったように沢山の本を読みまくっていたじゃない?大事な20%をキャッチできれば、その本は読んだことになるんだって講座で教わったって言ってたのをスゴク良く覚えてるのね。その時すごく疑問に思ったんだけど、じゃぁ、著者が一生懸命書いた残りの80%は何なの?って。接続詞ひとつ取っても、著者はきっと吟味してその言葉を選択したんじゃないかと思うんだけど、それは不要なことなのかなぁ?って。最近は一冊をじっくり何度も読んでくれるから家計的にもラクになったけどね(笑)」
「携帯電話やノートパソコン、iPhoneを待ち時間にどこでも使えることは凄いことなんだと思うのね。仕事をしているから、その便利さはわかるのよ。でもケータイもパソコンもインターネットもE-Mailも、FAXも宅急便屋さんも無かった頃と比べたら、絶対に便利になっているはずなのに忙しさが増しているというのは奇妙なパラドックスだよね。」
「昔、家電三種の神器なんて言葉があったって言うでしょ?今、その三種の神器がない家庭って殆ど無いと思うのね。もっと便利なものいっぱい持っているでしょ。これって生活が豊かになったってことだと思うんだけど、でも幸せにはなってないってヘンだよね。みんないっぱい働いて、お給料もらって、買い物して生活を豊かにすれば幸せになれるって思っていて、それが動力源で働いていたって思うんだけど、まだ幸せじゃないなら、これ以上何が必要なのかなぁ?」
「携帯電話ってさ、どこにいても連絡がつくってことじゃない?何かいつも監視されているみたいな居心地の悪さみたいのを感じる時があるんだよねぇ。いつ頃から、いつどこに居ても連絡が取れるってことを、皆望むようになったんだろうね?しかも最近だと、電話に出ないと怒られる有様でしょ?E-Mailの添付機能なんて確かに便利だけど、昔はそれこそ郵便だったわけじゃない?でもそれでちゃんと仕事してたんだよね?もう想像もできないけど。」
「電車の中の光景を異常だと思ったことはない?みーんなケータイ弄ってるんだよ?電車の窓から見える看板とかさ、もう完全に広告効果ゼロだと思うもん。地下鉄なんてさ、駅に着いた途端にみんなメールの送信か、受信か、ホームに降りた瞬間に電話したりしてるでしょ?あれ絶対異常だと思うよ」
「最近、晩婚化とか少子化っていうでしょ?アレ絶対ケータイにも原因があると思うよ。今の若い子ってデート中でもケータイで取引先とメールしたりするんだって!考えられないでしょ?デート中だよ?この間会社の子に聞いた話しで、みんなビックリしたのが彼氏が枕元にケータイ置いてるんだって!(注:状況は察してください)でね、『その最中』にメール来たら見るんだって!全員で別れろ!って忠告したけど、もしかしたら最近の若い子ってみんなそんななのかもしれないよ〜。そんなんじゃ、少子化にもなるよね(笑)」
「エコはまだあるけど、ロハスって言葉はどこに行っちゃったんだろうね?スローライフってのもあったよね?ファストフードを批判してた雑誌もあったけど、ファストフードやコンビニは全然元気でしょ?オーガニックを売りにしてたお店で残ってるところあるのかなぁ?やっぱり『スロー』って今の世の中は求めてないのかな?『ファスト』じゃないと行けないのかな。ロハスは良い考え方だと今でも思うし、スローに生活したって良いじゃんって思うけど、世の中全体はそうじゃないから、雑誌も本も売れないから無くなっちゃったんだろうねぇ」
『忙しい』を友達が挨拶代わりに使ったことが、こんなにも広がるとは思いませんでした。もはや「忙しい病」や「ケータイ病」という立派な病気な様な気さえします。どこまでできるか全く分かりませんが、『忙しさ』の正体と対処法について考えたら、何が見えてくるのか、私なりに考察して、このブログの一つのテーマとして扱っていきたいと思います。(たぶん続く)
1 コメント:
非常に興味深いテーマだと思います。私も「働くとは一体なんなのか?」は関心の一つになっています。
忙しさに潜む心理的な原因を考察していくことは、自らの人生の基本を観察することにつながるのではないかと思います。
次回以降も楽しみにしております。
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