枠だけの真っ白なキャンバスのような時間

このエントリーをブックマークに追加 このエントリーを含むはてなブックマーク
昨晩、ライフハック心理学セミナーで、佐々木正悟さんのタスク管理の一端を教えていただいたきました。自分の行動内容とそれに要する行動時間を見積り、その通りに実行していくというもので(実際奥様を起こすには7分かかると見積もってありました!)非常に合理的だし正論だしスゲーなぁ!と思ったのですが、聞いているうちに、ものすごい違和感を覚えたのです。何故か?

「自分の行動全てに対し、要する時間を見積って、ToodleDo等で管理する」

というのは、「デートの時間」とかそれこそ「夜の営み」とかも時間を見積って、見積りどおりに終わらせるの?という非常に邪で、底意地の悪い疑問が生じてしまったのです(笑)ごめんなさい。

私の場合、就業時間中、つまりは「仕事のタスク」は佐々木さんには遠く及ばないないものの、GTDのワークフローに沿って、大きなトラブル無く、そこそこ順調に短期タスクも中長期タスクも処理できています。(この記事もたまたま職場でのINBOXがゼロになったので、空き時間で書いてます)

しかし自宅に帰ってきてからは全く別。帰宅後の30分こそ「家のタスク処理」として ー スーツと靴の手入れ、床をクイックルワイパーで拭く、洗濯物の取り込み、愛犬のトイレ掃除、DMの処理、レシートの整理、トイレ掃除など ー に充てていますが、それ以降、寝るまでは完全自由時間です。読書するも良し、妄想するも良し、DVDを観るも良し、家内との会話を楽しむのも良し、愛犬を散歩に連れて行くのも良し、ブログを書くのも良し等々。ルーティンなことは何もないし、何をやらなきゃいけないわけでもない時間なので、ざっくり「フリータイム」と呼んでいます。

このフリータイムにやることを細分化してタスク化して時間を見積り、管理するというのが今ひとつわからないのです。それは絵画に例えれば、余白を管理するってことでしょう?自宅でやることって(多少、仕事も)そんな何もかも全部管理するべきなのかなァ?という疑問があります。

きっと自宅で仕事をしている方やSOHOみたいなワークスタイル、ノマドワークスタイルの人は、徹底管理しておかないと公私のケジメがつかないのだろうと思いますが、会社という組織に属していると、余白の無い生活は、真綿で首を絞められているような気分になるだろうと思うのは私だけでしょうか?こんなことをいうと恐らく「その自由な時間を確保するためにタスク管理が必要なんだろ!それでみんな悪戦苦闘しているんだろ!」と言われると思うのですが、時間の捻出法ではなく、時間との向き合い方の問題とでも言えば良いのでしょうか。

その時に「やるべきこと」じゃなくて、その時に「やりたくなったこと」を好きなだけ自由にやっていい寝るまでの時間。管理する時間じゃなくて、自分自身の為の”枠だけある真っ白なキャンバスのような時間”を設けてあげるだけで、ゆったりゆっくり「その時やりたくなったこと」を安心して楽しめるし、リラックスできるし、自分らしく居られるんじゃないかなぁ?そういう時間が重要じゃないのかなぁと思うのですがいかがでしょうか?

蛇足ですが、私の出勤前の時間は完全にルーティンワークです。愛犬2匹の全力タックルを受けて目覚めてからは自然と身体が動いています。(犬ってスゴイですよ。1分と違わないんです。問題はそれが体内時計なのか腹時計なのかです(^^;))考えなくても体調が良ければ7時32分に玄関のドアを開けるところまではいけますので基本的に管理は不要だと思っています。

どうも上手く言語化できず、歯切れの悪い記事でスミマセンm(_ _)m

0 コメント: