EvernoteとDropboxの使い分け-私の場合-

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本日(しまった!日付変わってた!)@beck1240さんの呼びかけで、渋谷で手帳オフ会に参加してきました。当然手帳オフですから、手帳の話しもかなりディープで、特に@mehoriさんのユビキタス・キャプチャーの歴代モレスキンは圧巻でしたし、@beck1240さんのほぼ日カズンも熱かったし、@kobutako2ko2さんのフランクリンプランナーの手書きリフィルとか、マインドマップも凄かったのですし、@m0r1さんの手帳無し派というスタンスも面白かったのですが、話しは次第にEvernoteとDropboxというクラウドサービスの2大巨頭の棲み分けという話しになりました。@mehoriさんはもちろん、@beck1240さん、@m0r1さん、@kobutako2ko2さんから、具体的な使い方を聞けたことは、とても貴重な情報でした。


雑誌の気になるページをPDFファイルにしたとして、それをEvernoteに入れるべきか、Dropboxに入れるべきかと悩むことはありませんか?どっちに入れたとしても、自宅のMacでも、会社のWinPCでも、iPhoneでも引っ張ってこれることに違いはありませんから、どっちに入れたって良いということになるのですが、どうやって棲み分けするのが適当なのでしょうか?


今日の話しの中で「普段私たちは複数の顔を持っている」という話しが出ました。この一言で「僕の使い方はまんざらヘンではなさそうだ」と思えたので、記事にすることにしました(^^;) ます、少なくともプライベートの顔と、仕事場での顔とがいて、両名が必要としている情報は異なるのではないかと思うのです。具体的に言うと、私は光学関係の仕事をしていますが、仕事では反射率が何%だとか、励起波長が何nmだとかいう情報は必要な情報ですが、プライベートでは全く必要ありません。プライベートでは、職人技で作られたお椀の蘊蓄とか、ささくれを防ぐ方法だとか、そんなコトが欲している情報だったりするわけです。


この考えに即して、私はココ数ヶ月、プライベートで気になった情報はほぼ全てEvernote。仕事で必要なMicrosoftOffice系の資料や仕事に関するデータは全てDropboxと使い分けています。(一部の閲覧頻度の高いPDFファイルはGoodReaderを使って、iPhoneに入れています)


会社で必要な資料をDropboxに集めることのメリットは、Dropboxフォルダの中でほぼ全ての仕事が完結する環境が作れることです。フォルダをCドライブやDドライブのあちこちに作って、その整理に時間を取られることが無くなることだけでも大きい変化でした。常にそのフォルダにアクセスすれば必要とする情報は全部あるのですから安心度が違います。私が仕事で使うファイル量はそれほど多くないので、無料の2GBで今のところギリギリどうにかこうにかなっています。アップグレードが必要な時は近そうですが(^^;)


対してEvernoteは完全に私個人が気になった情報の集積場。Premium会員になったことで完全に箍が外れ、気になった情報をポンポンと日々コツコツ預けていっています。EvernoteのCEO Phil Libin氏が言う『外部脳』とは、攻殻機動隊で言うところの『外部記憶装置』だなぁと最近つくづく思えるようになりました。読んだ本のメモ、気になった伝統工芸品の蘊蓄、所有物のリスト、気になったブログの記事、気になった製品の記事、生活のアイデア等々。ぜ~んぶ放り込んであるので、あとからザーッと見るだけでも、「あ!この職人さんの技術は、コッチの製品にあればもっと良い!」とか、「整理整頓に関する記事が多いなぁ」とか、気になったものをくっつけたりしてアイデアになることもあれば、単純に興味の傾向を知ることができるようになる感じがします。(最近Windows関連の記事は全くスルーするようになっているのが明らか!)


Evernoteに預けた、気になったことを引っ張り出すのには、タグを使用しています。預ける時、もしくは読み直した時に「感じた重要度(5段階)」「後で探す時に考える"だろう"キーワード」をタグとして付けていきます。今のところ、ノートブックは「名刺」「取説」「雑誌スクラップ」「セミナーメモ」といったくらいで、基本的には「000_UbiquitousCapture」というノートブックに集まっています。アタマに000と付けているのは、追々整理する必要がありそうだからです。この整理は始めるととっても楽しそうなので、もうちょっと貯めつつ、ちゃんと考えてからやろうと画策中です。


ただ、全てをEvernoteに!と行かないのは『動画』の存在です。最近、面白い動画があちこちにあるのですが、これをEvernoteに集めることは今のところできません。その為、動画を取り扱った記事の場合『動画』タグを必ず付けるようにして、後で追えるようにしています。ココだけもの凄く残念ですねぇ。上手い方法はないものか?


私のMacBookに残るデータは音楽のデータと動画、写真です。音楽データと動画はDropBox、写真はFlickerが良いのかな?この辺もおいおいという感じですね。


とりあえず、Dropboxは外付けHDDみたいなものだと言えば、とっつきやすいし、使い方がイメージし易いサービスなのかなと思います。反面Evernoteは非常に説明しづらい。スクラップブックでは軽いし、外部脳ではイメージしづらいし。しかも気になったことをとにかく"貯めて"いかないと、ある程度数がまとまらないと、その真価がわからないサービスだと思います。貯められなくて使わなくなる人も多いんじゃないかなぁ?


でも、これは多分「情報を集める」なんて堅苦しい言葉を使うからだと思いました。

「インターネット見ててさ、面白いなぁとか、コレ欲しいなぁとか、この文章良いなとか、この本はこういう角度からも読めるのか!とか「へ~」とか「おお!」とか「ほほ~」とか思うコトってあるでしょ?それを集めておけるんだよ」とか「オンリーワンのデータベースが作れるんだぜ!」とかいう説明で良いんじゃないかと思います。Googleで検索すれば良いジャンという人もいると思いますが、「でもさ、過去に興味を持った製品名が思い出せないから検索してもHITしないとか、もう一度検索してもその情報に辿り着けないということを無くせるんだぜ」って説明すれば少し違うのかもしれないなと思います。


まぁ、偉そうなこと言ってもまだまだ使い込めていませんけどね。何かの参考になればコレ幸いです。

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